火の鳥、宇宙編

 

おっす、月曜日‼︎

略してオスマン帝国‼︎

 

 

昨日、久しぶりに手塚治虫先生の「火の鳥」を読みました。親父が買ったやつが実家にあるので読もうと数冊持ってきたのでした。

 

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火の鳥とは、

その血を飲めば不老不死になれるという伝説の鳥を中心に繰り広げられる、人間の生に対する欲望やその人間達の業を描いた作品です。

時代も場所も異なる様々なエピソードがあり、

僕は昨日寝る前に宇宙編を読みました。

手塚先生ってやっぱり神様ですね…

本当にすごい。

この宇宙編のラストのページがこれです。

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この見開きのページに映る謎の大きな植物のような物体、

これ実は人なんです。

正確には流刑星というとても生命が生きていけない環境の星に適応する為に、人が変形した姿なのです。しかもこの中に、この物語のヒロインがいるという…

ヒロインは火の鳥の血を飲んだ男と共に生きる為にこの姿になる選択をしました。

何も無い過酷な星で永遠に生き続けるというなんとも後味の悪いラストです。

 

死なないということは、

生きている限りその苦しみが永遠に続くということです。

しかし、強欲なもの達はその事に気がつかず、

火の鳥による永遠の命を求めます。

 

 

キングダムの登場人物、秦の始皇帝「政」も不死を求めた人物として有名です。

 

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残念ながら彼は、

水銀が身体に良いと信じて、

普段から水銀を飲んでいたせいで病気になって死んでしまいます。

可哀想な話ですね。笑

 

現代はキングダムの時代より大分と化学も健康に対する知識も改善されて、現代人の寿命は伸びています。

人類は少しずつではありますが、不死に近づいています。

幸福な者にとっての不死は望ましいことなのかも知れませんが、

辛い苦しみを抱えている者にとっての不死は恐怖でしかありません。

なぜなら終わることのない苦しみが永遠に続くのですから。

 

僕は12月生まれの射手座なのですが、

射手座を象徴するケイローンと呼ばれるケンタウロスはもともと不死身でしたが、

永遠の苦しみから逃れる為に自らの不死を放棄したという話があるそうです。

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今が辛くても、

苦しみには終わりがあると考えれば、

あまり絶望しないですむのではないでしょうか。

 

絶望こそが死に至る病なのかもしれません。

 

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でも、絶望から本当の人生が始まるという考えもできますし、ポジティブにいきましょうね。

絶望ビリーを乗り越えましょう。

 

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