うぃ〜
おはようございます‼︎
ただ今日曜日の午前10時頃。
いつもは夜にブログを書いてますが、
本日は爽やかな朝に書いて今から散歩でも行こうと思います。
カーテンを開けると日の光と、
小鳥のさえずりと共に交差点から流れる音が部屋に入ってきました。
新しい朝が来た〜「希望」の朝〜
というわけで、
前回は「絶望」について書いたので、
今回は「希望」について書きたいと思います。
さて、
前回と同様にタイトルの「梅林止渇」とありますが、
これは三国志の言葉です。
僕は中3の頃、図書館に横山光輝先生の三国志が全巻入荷されてから、三国志にハマりました。三国志には人のロマンと、命の儚さ、現代に通じる人の処世術が詰まっています。
現在大人気作品のキングダムでは、
秦の中華統一について書かれていますが、
秦が中華を統一した後、「項羽と劉邦」の活躍により秦は滅び、漢の時代がやってきます。
そして漢が滅んだ後、劉邦の血を引く劉備が蜀という国を起こし、魏と呉の三国で覇権を争った時代が三国時代です。
「梅林止渇」とは、
その三国の内の一つ魏の大王、曹操(そうそう)にまつわるお話です。
曹操が大軍を率いて行軍している際、
水が尽きて兵士たちが喉が渇き疲弊してもう歩けないという状況で曹操が、
「この山を越えた先に梅の林がある。
ここを越えれば梅食い放題だぞ‼︎」
と兵士たちに嘘をつきます。
梅の実を想像した兵士たちは、
口から唾液が溢れ出して、
なんとか軍を進めることができました。
前回のブログで、
「人は死にやすい」
「人の頭には絶望のスイッチがある」
ということを言いました。
そして、その絶望のスイッチは五感で取り入れた「情報」によって押されると言いました。
皆さん「ミスト」という映画を見たことありますか?
有名なので説明は省きますが、
言わずと知れた巨匠スティーブンキングとフランクダラボンの黄金コンビ。
ネタバレしたくないので、
まだ見てない人はここから先は少し読まない方がいいかも。
はい、
このミストのラストは絶望のスイッチに関連してますね。
人は自分の知ることができる情報からしか状況を判断できないのでしょう。
どう転んでも待つのは死、いや死以上に恐ろしいことがあると判断した時人は…
この映画のラストを見ると、
この早とちり‼︎
と言いたくなるかもしれません笑
しかし、人間というのはそういうもんで、仕方がないのかもしれません…
私もあんな状況に置かれたらきっと、
絶望のスイッチを押してしまうに違いません。
(この映画のラストは、実は原作とは違うらしいですね。監督のフラングダラボンさんが思いついて、原作者のスティーブンキングに提案したところ、このようなラストになったそうです。)
絶望しない為には、「希望」が必要です。
希望を繋ぎ止める「情報」が必要なのです。
そして、
私達人間にはその希望を与える側と、与えられる側があります。
先に話した曹操は梅の林があると嘘の情報を兵士たちに与えましたが、
結果としてはその情報が希望となり生きる活力を兵士たちに与えたのです。
このように、希望を与えることができる側の人間は、希望そのものです。
希望を与えることができる人間は、人間社会を生きる上では強いです。
暗い世の中では、光を失いかけた人々は夜光虫のように街灯みたいに明るい希望に集まります。
そのことを知って悪用して金稼ぎしてるインチキ宗教家みたいな奴らは嫌いですが、彼らが人々に希望を与えているのも確かです。
でも実は、私達は誰もが何かしらの希望を誰かに与えています。そして、誰もが誰かから希望を与えられて生きています。
私達全員一人一人が誰かにとっての希望であるということを忘れたらだめだと思います。
私も少しでも誰かにとっての希望であれるような生き方をしたいですね。笑
私が尊敬する偉大な人、
野沢雅子さんの話を読んだ時、
私は希望の存在を確信しました。
野沢雅子さんは、
日本を代表する大声優で今まで多くのアニメ作品でも声優を担当しています。
漫画オタクの私も、
鬼太郎やガンバなど多くの勇気と生きる希望をいただいてきました。
中でもドラゴンボールは、
世界中に大きな希望を与えてきました。
その野沢雅子さんが、
「アニメーションには不思議な力がある」
と語っているインタビュー記事があります。
https://grapee.jp/712155
私、ある時に…2月だったんですね、それは。(ある)お父さんから手紙が来て、「もう息子は病気で2月いっぱい持ちません。『ドラゴンボール』が大好きだから、色紙にサインを頂けませんか?」って。
それで私、ミキサーさんに頼んで「ごめん、テープ撮ってくれる?」っていったら「分かりました」っていって。
で、「オッス!オラ悟空!」ってその子の名前呼んで、「ぜってえに来いよ。オラが劇場で待ってっからな!約束だぞ!」って。映画が8月(公開)なんですよ。
ボクらの時代 ーより引用
このエピソードによると、
余命1ヶ月を宣告された少年が、
野沢さん(悟空)による呼びかけた事で、
その後半年近く生きたそうです。
そして、そのお医者さんから
「僕たちは勉強して、それで人の命を少しでも永らえようとか、生きさせようとしてお勉強してやってるんだけど、それもできなくて。アニメの力って何なんでしょう?僕、いま知らされました」
というメッセージが届いたそうです。
この話を読んだ時、
私は三国志の梅林止渇の話を思い出しました。
アニメはフィクションで現実ではないかもしれません。
しかし、アニメは人々に希望を与えることができる。
この少年に起こった奇跡もきっと、
野沢さんや悟空だったからこそ起こすことができたのだと思います。
野沢さんと悟空を知るほど、
彼らの純真さを知ることができます。
きっと本当の希望はそのような人々の下に集まるのではないでしょうか。
人を生かすのは希望以上のものはないと思います。
病気と闘ってくれるお医者さんも美味しい食材を届けてくれる業者さん達も同様に、多くの希望を与えてくれています。
今自分が希望を持って生きることができている全てに感謝です。
最後に、
希望に関する作品をもう一つ紹介して終わります。
それでは、さいなら。
昼飯どうしよ〜♪