ワニの死に思うこと
どーも、
こんにちは。
いやあ〜
100日後に死ぬワニが遂に死んじゃいましたね。
僕も最初の方からずっと見てて、
どうなるのかわくわくしながら見てました。
実際に100日経ってみると、
100日という時間の短さに驚かされます。
今回はワニの結末へ対しての
自分の感想と世間の反応について書いてみようと思います。
初めてこの作品を見たときの感想は、
何このワニくん、可愛い‼︎
えっ⁈
100日後に死ぬの?
でした。
僕は同じ作者さんの作品「どうぶつーず」も見てたので、
最初はコミカルなキャラクターと「死」というかけ離れたテーマのギャップを楽しむ単純なブラックジョーク的な感じの作品かと思っていました。
愛くるしいワニと死に対する結末への期待は日に日に人々の中で高まり、
ツイッターのコメント欄を見ると様々な考察が展開されたり、2次創作が溢れかえってました。
繰り返されるワニくんの平凡な日常と死へのカウトダウンの日数。
その日が近づくにつれて期待と不安は高まり、
ツイッター上の人々もワニくんに関心を向けていました。
僕は素直にこのアイデアはすごいなぁと感心してしまいました。
僕は作者さんの気持ちや意図はわからないですが、
確かにワニくんの死は壮大なエンターテイメントとして日本中を騒がせました。
その中で出てくる疑問として、
「死をエンターテイメントとして扱うのは不謹慎なのではないか?」
という問いが出てくるのは当然のことだと思います。
そのため、ワニの「死に方」に世間の意識は向きました。
不慮の事故なのか、
他殺か自殺か、
はたまた隕石の墜落か。
個人的には、世間の全部の予想を裏切るくらいにぶっ飛んだオチを期待してました笑
が、
どのような結末を迎えてもここまで世間の注目を集めたからには批判や揶揄は逃れられないものになったと思います。
ラストに近づくにつれての作者さんのプレッシャーを察すると、
本当にお疲れ様です、ありがとうございました。
と言いたいです。
ここからは結末後について書くので、
まだ結末を知らない人は戻ってくださいね。
はい、
この作品は毎日19時にツイッター上に更新されていました。
ワニくんの最後を見守るぞ‼︎
と19時になる10分前くらいからそわそわしながらツイッターを見つめていました。
そしていよいよ、
3分前、
2分前、
1分前、
19時!!
さあ、結末はいかに⁈
しかし、
その期待とは裏腹に19時になっても作品は更新されませんでした。
どゆこと?
えっ、どゆこと?
その後、なかなか更新されないので。
ああ、そうゆうことか。
死は突然やってくる。
死とは無。
死んだワニの100日目はないということか。
すげー。
と勝手に思ってたらぽんと更新されました。笑
結末は、ヒヨコを車から庇ってひかれてしまうというオチでした。
ワニくんのご冥福をお祈りします。
ここはからは、
僕の感想と結末の後の世間の反応について書きます。
この作品のすごいのは死というクライマックスへ向けての演出力ですね。
その演出のために1番活躍していたのが、
死へのカウントダウン日数だと思います。
作者さんはこの作品について、
死を身近にして考えて欲しい
というようなことを言っていました。
しかし、
人間というのは見えるものからしか物事を判断できません。
なので「死」という見えない存在を考えるのは難しいです。
そのために「死ぬまであと◯◯日」
というカウンターが目に見える指標として有効的なのでしょう。
このように「死」を意識させる装置を視覚的に配置するのは、
エンターテイメントには重要なのではないでしょうか。
エンターテイメントについてですが、
僕は死をエンターテイメントとして扱うことには肯定的です。
だって、不謹慎だとか言ってたらほとんどのエンターテイメント作品がなくなるじゃん‼︎笑
死を意識させる装置として1つ例をあげます。
みんな大好きサメ映画ですね。
サメが出てくると映画では、
サメの背びれがサメを表すアイコンとして定番です。
この、サメの背びれから人はサメの全体を想像します。
このサメはどれだけでかいのか⁈
主人公たちは食べられちゃうのか⁈
本当にサメなのか⁈
という想像の余地があるから面白いんですよね。
最初から全体像が丸わかりでは面白くないです。
視聴者の各々がそれぞれの頭の中で結末を予想、そして足りない情報を補完するです。
しかし、視聴者の数に対して結末は1つなのでもちろんそれぞれの予想や期待とはズレが生じます。
全ての視聴者が納得するには、
「人類補完計画」が必要ですね。笑
サメの背びれの正体が
こんな感じだったら面白いなあ〜とか考えたり…
死までのカウンターともう一つ、
子供向けの絵本のようなワニくんのキャラクターにも世間の注目を集めた要因があると思います。
こんな可愛いキャラクターが本当に100日後に死ぬのか?
という懐疑心は人々の興味を惹きます。
だいたい僕たちも病気にならない限り、
自分が死ぬなんて思いもしてないわけです。
僕は正月に車で事故りかけて、その時死んだらどうしようと死をリアルに感じました。笑
可愛いキャラクターにさえやってくる残酷な死というかけ離れた構図が、
健康な自分にさえやってくる突然の死を人々に考えさせるきっかけになったのではないかと思います。
書いてると長くなってしまったので、
続きは別で書きます。
続く…?