希望のにんじん
馬を走らせる為に、
馬の目の前ににんじんを吊すというのを、
見たことや聞いたことはあるはずです。
本当にこんなことをやっているかどうかは知らないけど、
馬は目の前のにんじんのある方向へ走ることとなります。
永遠に届くことのない、
にんじんを追い続ける人生は、
幸か不幸かそれは人それぞれだと思います。
届くことのないにんじんに夢中で走る馬を滑稽や不便に思うかもしれないです。
だけど当の馬からしたら、
それが人生の進む方向で、生きる喜びを感じているのかもしれないです。
この馬とにんじんの関係が、
人間と夢の関係に対応するとしたら、
人間も例え叶わないとしても夢を持つべきなのかもしれないです。
夢に向かって走る事が、
人生の進む方向を定めてくれるのだと思います。
また、現代の日本人は宗教を持たない人が大多数ですが、夢も宗教も似たような性質を持っています。
神が実際に存在したとしても、存在しないとしても、生きる方向性、行動の指針、心の羅針盤を与えてくれているのでしょう。
僕は宗教を持たない代わりに、
大きな夢を持ってそれを大事にしていくべきだと思いました。
例えそれを人に笑われようとも、
自分が1番に笑ってしまうほどの夢を待っていれば、もう迷うことはない。
走り出して、一つの弾丸となり、
見えない壁に風穴を開ける。