ばこん
今日は月曜日。
※今回はちょっとショッキングな内容につき閲覧注意かも
本日も仕事が終わった後、
いつものコースをランニングしていると、
目の前に車道を渡ろうとしている猫がいた。
交通量の多い時間帯だったので、
猫は渡るタイミングを見計らっている様だった。
片側二車線の道路を渡ろうとした猫に、
歩道側の車線の車は気づいて車を止めたが、
続く車線の車は気づかず、
ばこん
という音をたてて、
猫にぶつかった。
僕は思わず目を背けた。
そしてその場をそのまま走り抜けた。
猫が道を渡ろうとしているところから、
車にぶつかるところまでを目撃していたので、
僕がダッシュで猫を止めていれば猫を救えたかもしれないと思いながら2分ほど走った。
走りながらこのまま見過ごしたままにするのも心苦しいと思ったため、
猫がひかれた現場に引き返した。
道には猫はいなかったし、
ひかれた猫の痕跡もなかった。
死んでいなかったのか、良かった、
と思った。
もしあの時、ひかれた猫の死骸を見ていたなら、しばらくはブルーな気持ちで探していたに違いない。
しかし、
もしこの事を確かめていなければ、
それはそれで罪悪感を背負っていたに違いない。