M-1グランプリ2021感想
おいっす、久しぶり。
今日は人生で27回目の誕生日でした。
偉大なロックスターは27歳で死ぬ人が多いと言われる27クラブの仲間入りですが、僕はロッカーじゃないのでもう少し生きると思います。笑
今日は朝起きて、
マトリックスリローデッドとレボリューションズ見てました。めっちゃ面白いし感動しました。
ドラゴンボール感めっちゃありましたが、それも含めて面白かった。
そして、飯食って寝て、風呂入って、夕方からM-1グランプリ2021を見てました。
めっちゃ面白かったです。
リアルタイムでM-1見るのめっちゃ久しぶりだったんですが最高でしたね。僕はお笑い評論家でもめっちゃ詳しいわけでもないですが、
全組がそれぞれの個性を持っていて、流石日本で一番を決める大会だなと笑いと感心で一杯でした。
覚えているうちに、
ファイナルに進んだ3組の感想を書こうと思います。
ファイナルに進んだのは、
インディアンズ
錦鯉
オズワルド
普段から幅広くお笑いを見ているわけではないので、この3組の漫才を見るのも初めてでした。
決勝の3組は漫才の前半で仕掛けた伏線を後半で回収するってやり方が上手い気がする。
— チヂレのチナakaナポリタンチナ (@karisuma191) 2021年12月19日
これが、ファイナルのインディアンズと錦鯉まで見た時の感想でしたね。
そして、最後のオズワルドの漫才を見た時思ったのは、
オズワルドなかなか攻めますね笑
— チヂレのチナakaナポリタンチナ (@karisuma191) 2021年12月19日
という感想でしたね。笑
最終的に2021年のチャンピオンに選ばれたのは錦鯉でした。
おお、錦鯉優勝‼︎
— チヂレのチナakaナポリタンチナ (@karisuma191) 2021年12月19日
久しぶりにM-1見たけど全組めっちゃ面白かったな〜。
個人的な感想では決勝の3組のネタを映画のジャンルで例えたら、
インディアンズ=マーベル
錦鯉=ジャッキーチェン
オズワルド=クリストファーノーラン
みたいな感じで最高だったわ。
芸人さんってすげ〜
僕は最終の3組の漫才を見終わった時、このように感じました。
まず、インディアンズの感想。
非常にテンポの早い漫才でボケの手数が多い印象でした。テンポが早くボケの手数が多いと、お客さんや見ている人の理解が追いつかない場合があります。
お笑いは耳から入った言葉の情報と視覚から入った情報を、見ている側は脳内で処理して、それを理解した時に笑いが生まれます。
その情報の処理には大なり小なり時間がかかります。
ですので、漫才の中にボケの手数が多すぎると、見ている側が笑いを処理できないまま置いてけぼりになる可能性があります。
しかしインディアンのネタはテンポが早くボケの数が多いのに、見ている側が置いてけぼりになる事がない。これは、ボケ一つ一つの「分かりやすさ」のおかげでしょう。
審査員の誰かが、インディアンズの漫才は広い年代に受けそうと言っていた気がします。これは、ボケの一つ一つが万人に分かりやすく伝わり、万人が知っているような情報を元にしたボケのため、一つ一つのボケが脳内で瞬間的に処理できるようなものだからでしょう。
映画で例えるなら僕はマーベルだと例えました。僕はマーベルの映画を多く見ているわけではないですが、やはりThe 王道、大衆人気、分かりやすさという共通点考えたら、ファイナルに進んだ3組の中でインディアンズの漫才はマーベルだと思いました。
そして、優勝した錦鯉。
錦鯉は見た目と、経歴がめちゃくちゃ強いと思いました。
苦労しているおじさん達、苦労している人間の逆転劇、コミカルな見た目、
決勝3組で1番ストーリー性も華もあったのかなとも思います。純粋に漫才の腕を競う大会で、漫才以外の要素は関係ないのではないかと思うのですが、どうしてもそういう情報のバイアスは漫才自体にも関わる要素になる事は避けられない事だと思います。
そして、インディアンズの漫才と比べると、錦鯉の漫才は万人受けするものではないかと思います。これは否定的な意味ではなくて、笑わせるターゲットが適切に狭められているという事です。
例えばインディアンズのネタが小学生からお年寄りの年代まで伝わるものだとしたら、
錦鯉のネタは成人から中年の方々に伝わるものででしょうか。
これはどちらが優れているという問題ではないのですが、
「M-1グランプリ」というステージ
を考えた時、優勝するためには誰を笑わせればいいのかという事です。
笑わさなければいけないのは、第一に「お客さん」、そして「審査員」です。
会場にどんなお客さんが来ているかはわからないのですが、そのお客さんを多く笑わせた漫才が爆笑を生みます。
インディアンさんのお笑いはシンプルで、
子供〜年配の方まで笑わせることができるものだった。
対して錦鯉のお笑いは、
成人から中年と笑いが受ける層は狭まったが、
その笑い刺さる層には深く刺さるものだった。
ということではないでしょうか。
M-1という場を考えた時に、メインの客層と審査員のツボに刺さる笑いをしたのが錦鯉だと僕は思いました。
これはコミカルでどこか古典的なジャッキーチェンの映画的な笑いの要素であり、苦労してきた中年男性の逆転物語という日本人受けするストーリーを併せ持った錦鯉の強さであったと思います。
そして最後のオズワルドのネタですが、
これは先に述べた2組より更に笑いのターゲット層を狭めたものだと感じました。笑
これはいわゆる、分かる人には分かる、オタク、考察好き、といった狭すぎる層に受けるお笑いだったと思います。めちゃくちゃ高度なことをやりすぎて、伝わる人にしか伝わらないようなネタで、多くの人は、
「???」
という疑問を抱き、置いてけぼりになってしまったのではないでしょうか。笑
オズワルドは一位通過でファイナルに上がったため、あまりにも万人には高度すぎるネタを選んでしまったのがもたいないなと思いました。
正直僕はめっちゃ好きだったんですが、こういう難解さはM-1というステージで優勝するには攻めすぎたなと思いました。まさにクリストファーノーランの映画みたいに、後から考えて納得する系ですね。
M-1というステージでは笑いの瞬間最大風速を起こしたコンビが勝ち残るのだと、今大会を見て改めて思いましたね。
全てのお笑い芸人さんにリスペクトです。