進撃の巨人最終巻感想

 


こいつはめっちゃ行きたいぜ‼︎

 

おっす!

おっす!

 

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うわーん、進撃の巨人完結しちゃったよー‼︎涙

僕の中では間違いなく今世紀最高の漫画だと思います‼︎

作者の諫山先生には尊敬と感謝の念があるばかりですね。

最終巻読んでから余韻がすごいですわ。

 

というわけで、

今回は進撃の巨人最終巻の僕の感想を書きたいと思います。(ネタバレあり)

 

進撃の巨人は巨人の謎が解明された後、

主人公のエレンは巨人の力を使って自分の仲間以外の人類を滅ぼそうという過激な行動に走ります。

エレンの真意もわからぬままアルミンやミカサ、調査兵団の仲間たちは、エレンを止めようと奔走します。

最終巻ではエレンの行動は自己犠牲により仲間を救うためにとったものだと判明します。

これは昔話の「泣いた赤鬼」的な展開ですね。

 

 

最終的にはエレンを最も愛する人物ミカサの手によってエレンは死ぬ事になりますが、

その後に事の真相が全て明かされます。

 

読後、結果的にはハッピーエンドなのかなあと思いながらも余韻に浸っていました。

しかし、

色々と考えているとこれはハッピーエンドどバッドエンドとも捉える事ができるなと思いました。

 

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巻末のおまけ漫画でも書かれているように、

進撃の巨人は想像の余地だらけですね。

だからこそ読み手の一人一人が物語を補完して、

様々な解釈が生まれる名作なんだなと思います。

 

 

さて、

エレンが死んだ後エレンによって語られる事の真相で、

「ミカサの選択がもたらす結果」に行き着くためにエレンは行動し続けたと語ります。

 

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さて、

「ミカサの選択がもたらす結果」とは?

おそらくそのミカサの選択と思われるコマがこちら。

 

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愛するエレンと幸せなキスして終了。

 

最初にこのラストを読んだ時は、

結果的にはミカサの思いはエレンに届いてハッピーエンドなのかなと僕は考えました。

巨人の力のしょうたいである始祖ユミルが後ろで見守るのは、

愛する者と結ばれる事が出来なかった自分の代わりにミカサに愛の本懐を遂げてもらうための物語だったのか、と思いました。

 

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でも、

最終巻を読み終わり余韻に浸りながら考えていると、

ミカサはエレンとキスすると同時にエレンを殺しています。

 

ミカサが選択した行動とは、

愛する者を殺す事、愛する者と決別することという解釈もできるなと思いました。

 

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2000年もの間、ユミルがフリッツ王に従い続けた理由は、

「ユミルがフリッツ王を愛していた」からだと語られます。

愛という鎖に束縛されたユミルは、

同じくエレンに並ならない愛情を抱くミカサに自分を重ねて、その鎖を断ち切らせるためにエレンを殺させたという解釈もできます。

 

もう一つ、

エレンが死んでミカサの思いはより深くなるが、

エレン無き世界で永遠に愛する者と結ばれる事のないミカサに、

自分と同じ愛の苦しみを味合わせるためにエレンを殺させたという解釈もでき気がしてきます。

そうなるとめっちゃバッドエンドやんって思いますね。

 

 

全巻読み返してみるとまた新たな発見や解釈が生まれるのかもしれません。

何はともあれこの十数年間、世界中を楽しませてくれた諫山先生には感謝ですね。

 

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